厳島神社

広島県廿日市市宮島町にある厳島神社は、瀬戸内海の島を背後にして、その入江の海のなかに木造建物が建ち並んでいるという、日本でも珍しい神社です。海上に建ち並ぶ建造物群と背後の弥山原始林とが一体になったという独創的な神社建築であるといった点や、建造物の多くが平安時代の寝殿造りの特徴を持っている建築であるということなどが評価されて、1996年に文化遺産として世界遺産に登録されました。
社殿が海にせり出すように築かれているのは、神をいつきまつる島として崇められていた、神聖な土地に建てるのを避けるためだったと言われています。

社殿背後の厳島は約30の島で、特別史跡と特別名勝に指定されています。昔から主峰である弥山が崇敬の対象となっていて、島全体が神聖とされていました。
また、厳島の緑濃い森林が海岸線に迫ってくるという美しい自然の景観は、17世紀頃から”日本三景”の一つとされて、”安芸の宮島”とも呼ばれています。特殊な構造をした厳島神社は、このような自然の景観の中で、海に向かって建ち並んでいます。
満ち潮の際には、まるで海の上に浮かんでいるように見える厳島神社は、物語にでてきそうな幻想的な建物です。なんといっても満ち潮の時に訪れるのが最高の眺めとなるはずです。

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