古都奈良の文化財

奈良県奈良市に点在している”古都奈良の文化財”は、8世紀の中国、朝鮮半島との文化的な交流を示している建造物群であることと、日本国家の基礎が整っている古代都城、平城京の様子を伝える遺産群であるということ、また、日本独自の神道思想と仏教文化が育まれて、現在もなお文化として生き続けていることなどが評価されて、1998年に文化遺産として世界遺産に登録されました。
この世界遺産は、東大寺、春日大社、春日山原始林、興福寺、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡の8件で構成されています。
ほとんどの寺社が、奈良に都、平城京が置かれた当時に建立されていて、1300年近く経った現在でも残っているという、非常に貴重なものです。東大寺の大仏や、春日大社の鹿と、訪れた人々の印象に残る風景が多く見られるでしょう。

古都奈良は同和3年(710年)、唐の長安を規範にして、日本の首都平安京として建設されました。その後74年間、政治、経済の中心地となり、同時代に花開いた天平文化の中心地となっていました。世界遺産に登録されている8物件は、個別に評価されたものではなく、8物件全体で奈良時代の都市の様子を知ることができるという貴重な史料として評価されました。
世界遺産に登録されている資産の中で、建造物群25棟が国宝に、53棟が重要文化財に、平城宮跡が特別史跡に、春日山原始林が特別天然記念物として定められています。

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