琉球王国のグスク及び関連遺産群

”琉球王国のグスク及び関連遺産群”とは、沖縄本土に点在している琉球王国の史跡群を総称した呼び方のことで、文化遺産として世界遺産に登録されています。琉球の統一国家が動き始めた14世紀の終わり頃から王国がしっかりと成り立った18世紀末に誕生した琉球独特の特徴のある文化遺産のことです。東南アジアや中国、朝鮮半島、日本と経済的、政治的な交流をもっていたことを示す建造物群であるということと、琉球王国の遺跡と文化的な伝統を現在も伝える遺産であること、自然崇拝、祖先崇拝という沖縄伝統の信仰形態を今に伝えているということなどが評価され、2000年に登録されました。

グスクとは、 古琉球(ぐすく)時代の遺跡のことを指していて、一般的には城と訳されます。しかし、グスクの領域は全てが城というわけではなく、聖地という意味の御嶽(うたき)の領域として拝所があって、多くの参拝者が訪れていました。また、グスクの城壁は、豊かさの象徴なのか、一般的な城壁とは違って、地形に沿った美しい曲線となっています。

今帰仁城跡(なきじんじょうあと)、座喜味城跡(ざきみじょうあと)、勝連城跡(かつれんじょうあと)、中城城跡(なかぐすくじょうあと)、首里城跡(しゅりじょうあと)、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)、玉陵(たまうどぅん)、識名園(しきなえん)、斎場御嶽(せーふぁうたき)の9か所が登録資産とされています。

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