古都鎌倉の寺院、神社ほか

源頼朝によって幕府が開かれた鎌倉では、将軍を中心とした政治の仕組が作られて、明治維新までの700年に渡った武家政治の基礎が作られました。また、武家がつくりあげたその精神や文化は日本文化の発展にとってとても重要な役割を果たしてきました。
鎌倉の歴史的遺産とは、武家文化を現在に伝えるという貴重な文化遺産と言えるでしょう。

鎌倉は、三方を山に囲まれて一方が海に面しているということから、地形に応じた独自の都市が形成されてきました。周囲の山には稜線を掘り下げて、”切通”という道が作られて、海上には日本最古の築港である、和賀江嶋が築かれて、政権都市としての機能が整備されてきました。さらに、山肌に入りこんだ谷は垂直に切り落とされて、武家や僧侶の墓や供養のための仏殿も作られました。
政権が安定すれば、禅宗をはじめとした南宋文化を積極的に取り入れて、独自の文化も形成されました。

鎌倉の文化遺産は、世界遺産暫定リストでは”古都鎌倉の寺院、寺社ほか”という基本理念で通っていますが、鎌倉市の歴史遺産検討委員会においては、登録の基本理念を”武家の古都・鎌倉”とすることに決定しました。鎌倉市は、新たな理念のもと、世界遺産への登録を目指しているのです。

Copyright (C)2012日本の世界遺産観光 見どころガイド.All rights reserved.