白神山地

東北では秋田県と青森県にまたがる白神山地が、自然遺産として世界遺産に登録されています。

世界でも類を見ない程の大きさで、ブナの原生林が現在も残っていることが世界遺産登録の理由ということもあって、核心地域へは一般の観光客や登山客が気軽に入ることができません。その代わりに、”緩衝地域”と呼ばれる周辺に自然あふれる名所が揃っています。
ブナ林の中にある、くろくまの滝や、暗門の滝では自然の中に身を委ねることができますし、神秘的な色合いを見せる小さな湖が点在している十二湖など、時間をかけて訪れたい場所ばかりです。
なお、世界遺産に登録されている地域は、開発を行わないように定められていて、現在の状態のまま保護されているので、世界遺産に認定される前に作られていた道しかなく、この先も整備される予定はないそうです。

遊歩道を歩いていて、稀に見かけることができるのが、クマゲラが木にあけた穴です。白神山地に生息しているクマゲラは、天然記念物に指定されていて、キツツキの仲間のなかでは一番大きく、カラス程の大きさにもなります。雌は、黒い体に赤いベレー帽を被ったような姿をしています。
クマゲラの他にも、シノリガモ、国内希少種に指定されているクマタカ、翼を広げれば2メートルにもなる天然記念物のイヌワシなども生息しています。
また、鳥以外では、ニホンザルの群れや、特別天然記念物のカモシカ、ツキノワグマや、日本にしか生息していない天然記念物のヤマネなどがいます。
白神山地の鳥や動物、植物などは、貴重なものが多く、世界遺産の中で生息して、天然記念物に指定されているものも多いので、大切に保護する必要があります。自然遺産に指定されるということは、その土地ばかりではなく、その地形や生息する動植物も守る必要があるということになります。

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