法隆寺地域の仏教建造物

近畿地方には、5つの世界遺産が集まっています。なかでも最初に世界遺産として登録されたのは、”法隆寺地域の仏教建造物”です。
その中心となっている法隆寺は聖徳太子が建立したお寺で、五重塔や金堂で有名となっていますが、世界で最も古い木造建築物とされています。仏教木造建築としては希少性の高い五重塔や金堂は一見の価値があると言えるでしょう。

西院の主要建物とされている金堂や、五重塔、中門、回廊は、中国や朝鮮にも残存しない初期の仏教建築様式で、他の主要建物は主に8世紀から13世紀に建てられました。また、周囲にある子院は12世紀ごろに建築が始まって、次第に数を増やしていきました。さらに、17世紀から18世紀にかけての建物も多く、日本の仏教寺院建築の変遷を垣間見ることが出来る文化遺産が集約されている地域と言われています。現在、18万7千もの広大な敷地内には、19棟の国宝建築物をはじめ、建立以来人々を惹きつけてきたいくつもの文化財が存在しています。

また同じ斑鳩(いかるが)の地にある法起寺も世界遺産に含まれていますが、、こちらも聖徳太子とゆかりのある寺院で、日本最古の三重の塔があります。

仏教伝来直後の仏教建築物で、日本の宗教建築に深い影響を及ぼした建築物であるということと、中国文化への順応や、結果的に日本独特の建築様式を確立したという、代表的な例であるということなどが高く評価されて世界遺産として認められました。

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